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- 2021/07/10
- 美容・健康
軟水と硬水
水は水分中に含まれるカルシウムとマグネシウムの量によって、軟水と硬水に分けられます。日本の水はほとんどが軟水で、肌に優しく料理にも使いやすいのが特徴です。また、硬水は欧米のような肉料理では不足しがちなミネラルを豊富に含んでいるため、ミネラル補給におすすめです。
2.軟水は肌に優しく、硬水はミネラルが豊富
軟水と硬水は硬度が異なるだけでなく、味や性質にも違いがあります。例えば軟水は肌や胃腸に優しいという特徴があります。硬水はミネラル補給に適していますが、過度な摂取は下痢を招く可能性もあります。双方の特徴を把握して上手に使い分けましょう。
軟水の特徴
ミネラルが多すぎない軟水は、胃腸が未発達な赤ちゃんや胃腸機能が弱っている人にも安心して与えられるお水です。さらに硬水と比べて刺激も少ないので、洗髪や洗濯にも適しています。日本の水道水は硬度50前後のところが多いので、さまざまな用途に役立ちます。
肌に優しい
乾燥肌や肌トラブルの悩みには軟水を使用した洗顔や洗髪がおすすめです。例えば、海外でシャンプーをしたら髪がキシキシ・ゴワゴワになってしまったという経験はありませんか。これは硬水に含まれるミネラルが原因です。海水浴のあとに髪がバサバサになってしまうのも、海水に含まれるミネラルが影響しています。また、ミネラルは肌への刺激となり、肌荒れを招くこともあります。 シャンプーやスキンケアには、肌へ浸透しやすく刺激の少ない軟水を選びましょう。
赤ちゃんや子どもが飲んでも安心
軟水は内臓への負担が少ないことも特徴です。赤ちゃんや子どもにミネラルウォーターを与える場合は軟水を選びましょう。特に外国製のミネラルウォーターは硬度の高いものが多いため、必ず確認してください。なお、市販のミルクは水道水(軟水)で作ることを前提に成分が調整されている製品もあります。
洗剤の泡立ちがいい
軟水は洗剤の泡立ちも良いため、洗濯に適しています。硬水に含まれるミネラルは、せっけんの成分と結合して洗浄力のない「せっけんカス」を作り出す性質があり、洗剤の洗浄力を妨げるだけでなく、衣服を汚してしまうこともあります。そのため、ドイツなど生活用水に硬水を用いる地域では、薬剤で水を軟水化して洗濯を行う家庭もあるほどです。
硬水の特徴
硬水はカルシウムやマグネシウムを豊富に含む点が特徴です。しかし、硬度の高い水を飲み続けると下痢を起こす可能性があるので注意しましょう。
ミネラルが豊富
カルシウムやマグネシウムが豊富な硬水はミネラルの補給に適しています。ミネラルが不足しがちな日本人にとって、手軽にミネラルを補給できる方法ともいえます。ただし、硬水は口当たりが軟水のようなまろやかではなく、慣れないうちはほのかな苦味や独特の風味を感じる場合もあります。
胃腸に負担をかけることがある
硬水に含まれるマグネシウムは市販の下剤にも使用されている成分です。そのため、過度の飲用は胃腸に負担をかけてしまいます。特に日本人は日頃から軟水に親しんでいるため、いきなり硬度の高いミネラルウォーターを飲むとお腹を下す可能性があります。初めて硬水を飲む場合は硬度が高すぎないものを選び、徐々に慣れていきましょう。